アクアフェスティバル 2017 主催者挨拶
「アクアフェスティバル2017in浜松」の開催にあたり御挨拶を申し上げます。
平成23年にわずか数社の参加で産声をあげた本アクアフェスティバルも、今回で第10回目の開催となります。
当初は「熱帯魚」を中心に展示、販売、紹介を行ってまいりました本イベントも、回を重ねるうちに、
「鳥」、「爬虫類」、「昆虫」、「メダカ、金魚、鯉、」、「小型哺乳類」、「犬や猫」と、
およそすべての種類の愛玩動物が集うイベントに成長するに至りました。
これだけの回数を重ね、多くの出展者様を募ることができましたのも、
一重に観賞魚業界店舗運営者様、ペット関連業者様、メーカー様をはじめ、ご来場くださる皆様、
ならびに、ご協力をいただきました関係各位のご厚情の賜物と深く感謝申し上げる次第であります。
さて、最近では、新聞やテレビ等のメディアで「環境問題」を目にしない日はないといっても過言ではございません。
環境汚染、地球温暖化、生態系の破壊等、我々人間の生活が便利になればなるほど、
環境に負担をかけていることは、もはや疑う余地がありません。
また、ペットとして持ち込まれた外来生物が遺棄され、自然環境で繁殖をし、
固有の生態系を破壊しているというニュースも良く聞くようになってまいりました。
ペットの取り扱いを生業とする我々にとって、特にこれは嘆かわしい問題でございます。
我々は、生き物とその生態、環境に最も密接に携わるものとして、
こうした問題により真剣に取り組んでいかなければなりません。
本アクアフェスティバルは、文字通りのアクアリウムを中心とした展示販売のイベントではございます。
生き物の販売を生業とすることには賛否あろうことは重々承知しておりますが、
これは我々ペット関連業者による問題提起の場でもございます。
どうか多種多様な生き物に触れてください。
そして、生物の多様性は失われてはならないものだと感じてください。
そして、生き物の飼育を通じて、命の尊さと地球環境についてどうか共に考えてください。
本イベントの開催がご来場の皆様に取りまして、意義あるイベントとなりますよう、
心からご期待申し上げ、お祈り申し上げまして、開催のご挨拶とさせていただきます。
平成29年 10月 吉日
株式会社 AQUA PROGRESS 代表取締役 山口広樹